無題

一人暮らし男子大学生です。

人生はクソ楽しいゲームだという話

 人生は楽しい。楽しすぎる。

 そりゃ、人間関係がうまくいかなかったり、仕事で失敗したり、色々な要因でメンタルを崩してしまったりと、辛いことも多いのが人生。ただ、それを含めて人生はクソ楽しい。そんな話をしていきたい。久々に物書きをするし、例によって書き殴っているので支離滅裂な文章になることをご了承いただきたい。

 

 私が人生を楽しく感じられる要因として、人生をゲームとして捉えられようになったことが挙げられる。勉強や運動は自分のレベリングだし、あらゆる課題や障害はクエストになる。どう人生を攻略していくか日々考えるのはとても楽しい。そして、うまく事が運べば当然それも楽しい。うまくいかなかったとしても、一筋縄ではいかない人生にワクワクが止まらなくなる。停滞を許してくれない俺の人生はとても楽しい。

 

 ロマンにあふれた事象に挑戦しようとするとき、自分ではどうにもできないほど強大な課題に臨むとき、直接手が届かなくて攻略が困難な障害を乗り越えようとするとき、そんなときほどこのワクワクは止まらなくなる。当然、どうにもならないかもしれないと思って調子を崩して攻略を諦めようとしてしまうことはある。しかし、これらは欲しいものを手に入れるためには攻略していかなければならない。攻略できれば、俺の人生はよりよく、そして更に楽しいものになることは分かっている。だから、諦めかけても挑戦したくなる。

 強大で凶悪な何かに挑戦するとき、色々な攻略法を考える。落ち着いて探りをいれてみるのが良いのか、とりあえず直接殴ってみる脳筋戦法が良いのか、それともジリジリと壁を削る長期戦を仕掛けるのが良いのか。人生はやり直しがきかないというが、それは同じ事象に対するやり直しがきかないだけで、似たような事象は自ら飛び込んでいけばいくらでも巡ってくる。今回の攻略法が効かなかったとしても自分にとって大きな糧になる。似たような事象が巡ってきた時にこれまでの反省を生かして確実に殴り切ることができれば、脳汁はドバドバ出るし、人生はさらに楽しくなる。

 人生は死にゲーだ。失敗して強くなる。死ぬ、といっても肉体的に死ぬことはないけれど。それでも、メンタルが死ぬということはある。メンタルが死んでいる時間はいわゆるロード時間なのだろう。ソシャゲであれば、ロード時間が長ければ長いほど大きなアップデートやイベントがやってくる。まぁ、たまにバグって無限ロードになりかけることはあるけれども。人生はブランコという言葉があるが、たぶんその通りだ。たぶん。

 

 人生というゲーム、市販のあらゆるゲームと違い攻略難易度が高すぎる。ランダム要素が強かったり、単純に規模が大きすぎたり。当然ながら攻略方法は確立されていない。そんな「人生」、一人で攻略することは極めて困難である。ゆえに、会社とか国家とかの大規模なクランが存在する。個人単位でもそれは当然で、誰かに頼らないと生きていけない。もちろん、何かに挑戦するときもだ。

 完璧なステータスを持った人間なんていない。例えば自分は、状況分析とか企画とか、いわゆる攻略方法を考えることに長けた人間だ(と思い込んでいる)、とか。しかし、私は実際に武器を扱いきるスキルは持ち合わせていない。いかに完璧な攻略方法を考えたとしても、実現できなければ攻略はできない。私の周りを見てみると、攻略方法を考えることは苦手だが武器の扱いに長けた人間とか、知識に長け武器の扱いにも精通しており攻略をより綺麗にデザインできる人間とか、私に足りない要素を補うことができる人間が多く存在する。自分に足りない要素を補うことができる人間は、探すと意外にもこんなに近くにいるものだ。

 あとはどうやって懐柔して巻き込んでいくか。ここがとても難しい。塾で生徒を集中させるときのように、相手がうまく動いてくれるツボを探っていかなければならない。そうやって懐に入っていくことで信頼を稼ぐこともできる。(と言いつつも、実際はそこまで考えていないし、私はただのお人よしで生真面目なだけだったりする。)大学1年生の間はこの時間だった。ちょっと欲が出そうになって上手くいかなかったものもあるが、結果としてはより良くなった。やはり、強く惹かれ確実に巻き込んでいきたいと感じる人間ほど攻略は難しい。楽しませてくれるじゃんよ。

 

 話はそれるが、私は作品に興味がない。いかにそれを作り上げどうやって世にブチ込んでいくのか、それを見る方が楽しいからだ。人生というゲームにおいて、世に名が知れ渡っている所謂トップランカーというものが存在する。彼らが生み出す作品は社会現象を起こすほど面白いものばかりだ。彼らがいかにそれを生みだしてきたか、そういう攻略法を勉強していく。

 人生の確実な攻略法は確立されていない。それは当然だ。だが、うまく攻略できている人間とうまくいっていない人間は存在する。うまい人間を観察し、攻略法を盗む。並の生活をしていては思いつかないメチャクチャに面白い攻略法がそこに眠っていたりする。まぁ、並の発想をしないということはグレーゾーンな発想もあるわけで。そこはうまいこと取捨選択していかなければならないけれど。

 こういう考え方をしていると、娯楽において人を気持ちよくさせるポイントを探ってしまったりするから純粋に作品を楽しむことができない。人によっては損に感じるかもしれない。人生、そういう素直に受け取るのも楽しいとは思う。けど、私には向いてない。

 

 さてさて、4月に入って私も大学2年生になる。1年時に準備し続けたものを解放し、挑戦を重ねていく勝負の年だ。3年生になったら就活を視野に入れなければならなくなるし、今年の挑戦次第で進路に幅を持たせていきたい。

 私は堅実に歩みを進める真面目な人間なようで、ロマンが大好きな人間だ。人生はもっと楽しくなる。俺が恐れずにロマンを求める限りは。とか、クサいことも言ってみちゃう。

 このブログを立ち上げたのは高2の冬だったと思う。不登校になった高校球児がなんとなくで始めたものだった。それから間もなく3年。あの後も苦しいことは沢山あったけれど、今なんとか生きている。高3でもまともに朝から学校に行ったということは殆どなかったが、大学1年生では一人暮らしをやりきった。その間、沢山の人に助けられた。人生を攻略した果てには、お世話になった人たちになにかお返しができるといいなと考えている。